愛知県は14日、新たに216人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表しました。県内の新規感染者が200人を超えたのは1月28日以来76日ぶりです。

 感染がわかったのは10歳未満から90代の216人で、内訳は名古屋市が85人、豊田市が28人、岡崎市と豊明市が10人、一宮市が7人、春日井市と碧南市が6人、小牧市が5人、日進市と岩倉市と刈谷市が4人、尾張旭市、長久手市、稲沢市、常滑市、東海市、大府市が3人などとなっています。

 豊田市の40代男性など10代から50代の男女10人は、すでにクラスターとして認定されている豊田市内の教会の利用者で、このクラスターは46人になりました。

 14日は入院していた豊橋市の高齢の女性が亡くなったことも発表され、県内の死者は606人になりました。

 大村知事は14日の記者会見で、政府が適用を検討しているまん延防止等重点措置の県内の対象地域について「これまでの発生状況や中心繁華街を持つことから名古屋市を対象にする事は普通ではないか」と述べ、他の自治体を含めるかについては検討するとしています。

 さらに飲食店に対する時短要請とそれに伴う協力金について、重点措置の対象地域については午後8時までとし、協力金は中小企業が売上に応じて4万円から10万円、大企業は最大20万円にするとしています。