愛知県は15日、新たに217人が新型コロナウイルスへの感染が分かったと発表しました。また、すでに陽性と判定されていた患者のうち28人が変異したウイルスに感染していたこともわかりました。

 県などによりますと、15日新たに感染したと発表されたのは10歳未満から90代の217人です。

 内訳は名古屋市81人、豊田市15人、岡崎市11人、一宮市10人、豊明市9人、春日井市8人、清須市6人、愛西市と西尾市、常滑市が5人、小牧市と蟹江町、安城市、豊川市が4人、瀬戸市と尾張旭市、半田市、大府市、高浜市がそれぞれ3人などとなっています。

 豊田市の30代女性と40代女性はクラスターになっている市内の教会の関係者です。このクラスターは48人になりました。

 15日は入院していた名古屋市の80代男性など2人が亡くなったことも発表され、県内の死者は608人になりました。

 また、4月上旬から中旬にかけて陽性判定を受けた10歳未満から80代の28人が、変異したウイルスに感染していたことが新たに分かりました。県内の変異ウイルス感染者は累計で278人になりました。

 菅首相は15日、愛知、神奈川、千葉、埼玉の4県をまん延防止等重点措置に適用する方針を明らかにしました。

 愛知県の大村知事は、名古屋市を重点措置の対象区域とする方針を示し、現在、酒を提供する飲食店などに限って午後10時までとしている営業時間短縮要請については対象を全ての飲食店に広げ、午後8時までとするということです。

 対象区域ではない名古屋市以外の全ての飲食店には、午後9時までの時短要請をする方針です。