「金シャチ」が天守閣から栄に”出張中”の名古屋城で、そのほかの貴重なシャチが展示されています。

 城内に今年10月開館予定の西の丸御蔵城宝館では、16日から期間限定の特別展が始まり、館内には戦前の名古屋城で使われていた青銅でできた「鯱」など、およそ30点が展示されています。

 尾の部分が完全に壊れている「鯱」は、当時国宝だった名古屋城正門に掲げられていたもので、空襲による全焼から免れた唯一の遺品です。

 また、空襲により溶けた金シャチから作られた純金の茶釜や、戦後焼け跡から拾い集められた金シャチの鱗なども展示されています。

 この「鯱展」は5月9日まで開かれています。