コロナ禍でニーズが高まる「タッチレス」の最新技術を集めた展示会が、名古屋市中区の名古屋商工会議所で開かれました。

 19日、名古屋で開かれた「デジタルワールドタッチレス展」。会場では、新型コロナの感染予防でニーズが高まる「非接触・タッチレス」の最新技術を、国内の15社が紹介しています。

 大阪の企業が開発した「空中映像」では、一見すると何も見えない画面が、角度を変えるとタンポポの映像が浮かび上がって見えます。その空中に浮かんだ映像を触ると、綿毛が飛んでいく反応を楽しむことができます。

 また「顔認証システム」は、登録しておいた顔を認識して鍵を解除する仕組みで、会社の入口などでマスクをしていても顔が識別できます。

 画面をタッチせずに操作できるパネルで、手の位置がマウスポインタのように画面に表示されるものも展示されていました。

 名古屋商工会議所の担当者は、「タッチレスは感染予防だけでなく、コストカットや利便性の向上など、様々な可能性を秘めていると思う。今後もこの動きはさらに進んでいくと感じています」と話していました。