一緒にカラオケした高校生11人が新型コロナに感染 県教委「自粛の徹底を」 愛知で新規感染者124人
愛知県は19日、新たに124人に新型コロナウイルスの感染が判明したと発表しました。県は感染防止のため県立高校の生徒らに対し、生徒同士でのカラオケや会食の自粛を徹底するよう通知しました。
感染がわかったのは10歳未満から90代の男女124人です。
内訳は名古屋市が42人、豊田市が18人、岡崎市が9人、一宮市と豊明市が5人、瀬戸市と岩倉市が4人、尾張旭市と清須市、弥富市、愛西市、豊橋市がそれぞれ3人などとなっています。
19日は入院していた豊橋市の患者1人が亡くなったことも発表され、県内の死者は613人になりました。
また、これまでに感染が判明していた人のうち、新たに156人が変異ウイルスの感染だったことが分かり、累計の県内の変異ウイルスの感染者は434人になりました。
19日は新たなクラスターも確認されました。
4月上旬に名古屋市内のカラオケ店で一緒にカラオケをした、県立高校の生徒11人が新型コロナウイルスに感染したとして、県はクラスターに認定しています。
こうした状況を受け県教委は、生徒同士でのカラオケや会食は感染リスクが高いとして、授業や部活動の後だけでなく、休日も含めて自粛するよう県立高校などに通知しました。
通知では他にも音楽での合唱やリコーダーなどの演奏、理科での生徒や児童同士が近距離になる実験や観察など、リスクが高い学習活動は「中止」としています。
さらに部活動も活動時間や場所を慎重に検討しながら実施するとしたうえで、合宿は自粛するよう求めています。