新型コロナの影響で、中部5県の昨年度の輸出額が2年連続で減少しました。名古屋税関によりますと、静岡と長野を含む中部5県の昨年度の輸出額は、前の年度に比べ11.8%減って16兆3349億円と、2年連続の減少となりました。

 経済活動の再開が早かった中国向けの輸出が過去最高を記録した一方、アメリカやEU向けの自動車などが落ち込みました。

 また中部5県の昨年度の輸入額も、17.3%減って7兆9965億円と2年連続で減少しました。原油や液化天然ガスの価格下落が響いています。