人の流れほぼ変わらず…『まん延防止』初日 通勤客「電車の中さほど変わらない」「出勤者数減は難しい」
新型コロナの感染再拡大を受け、愛知県では20日から「まん延防止等重点措置」が適用されました。一層の感染防止対策強化が求められる中、街に変化はあったのでしょうか。
大村愛知県知事:
「本日4月20日から5月11日まで連休を挟んで22日間、まん延防止等重点措置の発動対象でございます。県民の皆さまには行動の変容をお願いを申し上げます」
新型コロナ第4波を抑え込むため、愛知県で適用が始まった「まん延防止等重点措置」。
愛知県は、重点措置の対象区域の名古屋市の飲食店に対し午後8時までの時短営業や、東海三県以外との県境をまたぐ移動の自粛を要請するなど、感染防止対策の強化を求めています。
20日午前8時半ごろ、通勤時間帯の名古屋駅前…。
通勤する男性:
「朝の電車の中の様子は、さほど変わらないかなという気がしますね」
「まん延防止措置」では緊急事態宣言の時と同じく、リモートワークなどで「出勤者数の7割減」が求められていますが…。
通勤する男性:
「正直(テレワークを)やってはいないという意味合いの方が強いと思います。分散出社というのは現実味があると思うんですけども、みんな完全にお休みだったりというのはやはり難しい」
通勤する女性:
「企業は(7割減を)考えてやっていると思うんですけど、やはりまだ難しいのかな」
一方、「まん延防止措置」の適用を受けて、愛知県と名古屋市の職員による名古屋市内の飲食店への見回り調査が始まりました。
職員:
「換気設備やCO2の測定器とかは?」
店員:
「換気はしていないんですけど、オゾンの機械をたくさん取り入れておりまして、」
初日の20日は大村知事も参加し、アクリル板の設置や換気の徹底などの感染予防対策10項目をチェック。
大村愛知県知事:
「名古屋市内をはじめ、飲食店に感染防止対策をしっかりやっていただいて。利用される方々も、対策をしっかりやっているお店をご利用いただけるように」
店に事前連絡なしの抜き打ち調査で、名古屋市内の飲食店およそ1万8千店を対象に、措置の適用期間である5月11日まで実施されます。