名古屋市は21日、新たに138人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。新規感染者が130人を超えたのは、1月15日以来96日ぶりです。

 感染が確認されたのは、10歳未満から90代の138人で、年代別では20代が34人と最多でした。感染経路が判明しているのは82人で、このうち半数を超える42人が家族感染、16人が職場での感染です。

 クラスターに関連する感染は、これまで13人が感染したスポーツジムの利用者の3人のみでした。

 市は「通常の感染対策をしていても感染が広がっている」として、職場では共有のパソコンや電話をこまめに消毒するなど、感染対策の徹底を呼びかけています。

 また高齢者施設に感染が広がらないようにするため、希望する施設の職員に、最大1週間に1度、定期的にPCR検査を行うことを発表しました。

 21日は138人の新規感染に加え、80代の女性に再陽性がわかったほか、高齢者が1人亡くなったことも発表されています。