三重県は26日、新型コロナの対策本部会議で、四日市市などを対象に「まん延防止措置」の適用を国へ要請することを決めました。これで愛知に続き、岐阜・三重も「まん延防止」対象に加わえられることになりそうです。

鈴木三重県知事:
「医療提供体制については、現時点ではかろうじてコロナ医療との両立が図れているものの、このまま患者が増え続ければ、一般医療とコロナ医療との両立が困難となる」

 三重県は26日の対策本部会議で、4月20日から出されている県独自の緊急警戒宣言を強化するとして、「まん延防止措置」の適用を国へ要請することを決定しました。

 重点措置の対象地区については、感染者が急増している四日市市は入れるとした上で、今後国と協議して決めるとしていますが、生活圏などを考慮し北勢以外にも関西と隣接する伊賀地方も検討されています。

鈴木三重県知事:
「なるべく早期に行いたい。対策の効果、そういうものなども見ながら国と協議をしていく。国との調整を岐阜と共に行っていきたい」

 これで、すでに「まん延防止」が適用されている愛知に続き、岐阜・三重も対象に加わえられる見込みに。26日午後に開かれた東海3県の知事会議で、岐阜県の古田知事は…。

古田岐阜県知事:
「多くの点で愛知県・三重県と共通のものもありますし、連携することによって効果を発揮することも多々あると思いますので、よろしくお願いしたいと思います」

 会議では、大勢の人が移動するゴールデンウィークを前に、県をまたぐ移動は控えるなど感染防止対策の徹底を呼びかける共同メッセージが確認されました。

大村愛知県知事:
「10都府県に『まん延防止等重点措置』が適用され、さらに昨日から4都府県で緊急事態宣言の発令という事態になっております。(3県が)足並みそろえて第4波を抑えていければと思っております」