三重県では27日、新たに44人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異ウイルスに2人が感染していたことが新たにわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から80代の44人です。

 四日市市などの30代から50代までの女性10人は、クラスターになっている障害者施設の入所者や職員で、一度検査で陰性が確認されていましたが、発熱などの症状が出たため再検査をして陽性が判明しました。この施設での感染者は35人になりました。

 四日市市の60代男性は、市内の公立小学校に勤務する教職員で、発熱の症状が出たため、検査を受けて感染がわかりました。この男性は症状が出る前日まで出勤していたことから、市は接触のあった児童など46人の検査を進めています。

 そのほか県の感染者には含まれませんが、20代と30代の伊賀市の女性3人は「ニッタ名張工場」の従業員で、工場の同僚が感染したため、県外の医療機関で検査を受けて陽性が判明しました。この工場での感染者はこれで7人になったことから、県は62例目のクラスターとして、同じ建屋にいた従業員など71人の検査を進めています。

 また、27日は入院していた80代の患者2人が26日に亡くなったことが発表され、県内の死者は79人になりました。

 変異ウイルスは新たに40代と60代の男性が感染していたことがわかっています。

 三重県の27日時点の病床使用率は52.3%で、累計の感染者数は3587人になりました。