三重県では29日、新たに51人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。また変異ウイルスには新たに5人が感染していたことがわかりました。

 新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から80代の51人です。

 四日市市と津市の50代男性はクラスターに認定されているエイチワン亀山製作所の従業員です。2人はこれまでに受けた検査で陰性でしたが、発熱などの症状が出たため再度検査したところ、陽性が確認されました。これで、このクラスターは60人になりました。

 四日市市の70代男性は「介護事業所ゆりかもめ」の利用者で、市は利用者や職員28人を濃厚接触者として検査を進めるほか、しばらく事業所を休止することにしています。

 松阪市の20代男性は県内の福祉施設の職員で、県は施設の職員や利用者など33人を接触者として調査しています。

 変異ウイルスには、これまでの患者の中から新たに40代から60代の男女5人の感染が確認されました。県内の変異ウイルスの感染者は累計で476人になりました。

 三重県の29日時点の病床使用率は53.6%で、感染者数は3698人です。