愛知県では7日、443人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。1日の新規感染者数としては過去最多です。

 感染が判明したのは10歳未満から100歳代までの443人で、1日の新規感染者数としては1月7日の431人を上回り過去最多です。

 内訳は名古屋市が134人、豊橋市が29人、岡崎市が27人、豊田市が24人、一宮市が23人、春日井市が21人などとなっています。

 東浦町の高齢者施設のクラスターでは、新たに30代から90代の男女5人に感染が判明しました。このクラスターは26人になりました。

 瀬戸市の高齢者施設のクラスターでも70代女性に感染が判明しました。このクラスターは22人になっています。

 7日は感染が確認されていた高齢者3人が亡くなったことも発表され、県内の死者は累計で646人となりました。

 大村知事は会見で、「感染力の強い変異株が広がっていることと感染者が過去最多を記録したことを踏まえると、相当厳しい状況と言わざるを得ない」と話し、5月12日から始まる緊急事態宣言によって感染状況を示す各指標の数値を改善したい意向を示しました。

 具体的には、直近7日間の数値の平均で7日現在、295.7人となっている新規感染者数を165人まで、626.6人となっている入院者数を300人まで減少させたいとしています。