岐阜県では8日、新たに120人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日の新規感染者数としては、前日7日に次ぐ過去2番目の人数です。

 感染が確認されたのは、0歳から80代までの120人です。8日は県が11の新しいクラスターを発表していて、1日に認定されるクラスターの数としては過去最多です。

 クラスターとなった本巣市の高齢者施設では、職員3人とその家族1人、利用者1人に感染が分かりました。この施設ではこれまでに接触した可能性のある職員など32人を検査していますが、県は今後すべての職員・利用者あわせて約100人を検査する方針です。

 また、本巣市では従業員10人の感染が分かった職場もクラスターに認定されました。いずれも同じ寮で生活している10人で、県はその他の従業員12人を追加で調査するとしています。

 岐阜市の20代の男女3人は、5月1日に市内の飲食店で知人らあわせて5人で食事をしていてこれで5人全員が陽性となりました。

 このほかにもゴールデンウイーク期間中に親族や友人らで集まった会食などによるクラスターが少なくとも3つ確認されています。

 県の担当者は「連休中に親族や友人でBBQなどをして感染が広がっているケースが多くみられるため、改めて自粛をお願いしたい」と呼びかけています。

 また8日は、これまでの陽性者のうち新たに0歳から60代の26人に変異ウイルスの感染も分かりました。

 岐阜県の7日時点の病床使用率は51.2%、重症者は2人増えて10人となりました。