名古屋市は8日、新たに237人に新型コロナへの感染が確認されたと発表しました。新規感染者237人は、1日の発表数としては過去最多です。

 名古屋市が新たに新型コロナへの感染を発表したのは、10歳未満から80代までの237人で、過去最多だった1月7日の177人を大幅に上回りました。

 年代別では、60代以上が38人と比較的少ない一方、20代が66人、30代が45人と目立ちます。

 クラスターでは、これまでに28人の感染者が出た高齢者施設に勤める30代の男性職員、48人の感染者が出ている医療機関の70代の女性従業員、27人の感染者が出た市立高校の女子生徒に感染がわかりました。

 6割近い140人が感染経路が不明で、市の担当者は過去最多となったことと合わせて、連休中は受診を控えた多くの人が6日に医療機関を訪れ、検査を受けた結果だと分析しています。

 新型コロナ患者用の病床は、連休明けに295床に増床されましたが、依然として満床状態が続いているということです。

 また8日は、237人のほかに再陽性となった感染者が2人いたことと、入院していた80代の女性患者が亡くなったことも発表されました。