愛知県は11日、新たに576人が新型コロナワクチンに感染していたことがわかったと発表しました。1日の感染者数としては過去最多で、5日連続で400人以上となっています。

 新たに感染が分かったのは10歳未満から90代までの576人です。内訳は名古屋市174人、豊橋市42人、岡崎市38人、一宮市36人、春日井市30人、豊田市と西尾市が23人、蒲郡市14人、刈谷市11人、豊川市と半田市、知多市が9人、瀬戸市と北名古屋市、東海市、安城市が8人、小牧市と犬山市、稲沢市、東浦町、碧南市が7人、尾張旭市、あま市、田原市が6人、日進市と長久手市、みよし市、大府市、知立市が5人などとなっています。

 一宮市の80代男性ら2人は既にクラスターとして認定されている市内の医療機関の患者で、これでこの医療機関の感染者は13人になりました。

 一宮市の80代女性ら男女4人は、クラスター認定されている市内の別の医療機関の患者で、このクラスターは15人になりました。

 東浦町の90代女性ら男女3人は、クラスターに認定されている町内の高齢者施設の利用者らで、このクラスターは41人になりました。

 11日は、入院していた名古屋市の高齢者が死亡し、県内の死者は657人になりました。10日時点の入院者数は803人で、過去最多となりました。

 愛知県では12日から緊急事態宣言が発令されましたが、大村知事は「今の感染状況が続くと医療がひっ迫するのは間違いない」などと話し、改めて感染防止対策の徹底を呼びかけました。

※5月14日に名古屋市が、5月11日発表の患者に重複があったとして175人を174人に訂正したため、人数を修正しています。