トヨタ自動車が12日発表した2021年3月期の連結決算によりますと、売上高は前の期に比べ8.9%減少したものの、純利益は10.3%増え2兆2400億円余りとなりました。

 新型コロナの影響で一時生産が落ち込みましたが、秋以降アメリカや中国を中心に販売が回復。コスト削減も進めたことで利益を押し上げました。

 あわせて発表した2022年3月期の業績見通しでは、売上高を30兆円、純利益を2兆3000億円と予想しています。

 またトヨタはハイブリッド車や電気自動車といった「電動車」の販売台数の目標も発表。2030年には新車販売のおよそ8割にあたる年間800万台を目指すとしています。