名古屋市は12日、2度にわたって新型コロナの感染者の個人情報あわせて12人分が記載された書類を誤った宛先にFAXしたと13日、公表し、謝罪しました。

名古屋市健康福祉局 新型コロナウイルス感染症対策部 木村剛部長:
「個人情報を含んだ文書の誤送信が2件ございましたので、この場をお借りしましてお詫びいたします。どうもすみませんでした」

 名古屋市によりますと12日午前11時頃、医療機関に送るはずだった新型コロナ感染者の1人分の氏名や住所などが記載された発生届と、患者から聞き取った症状などを書き込んだ調査票を、誤って市内の個人宅にFAXで送信したということです。

 送信票に間違ったFAX番号を書き込んでいたことが、原因だということです。

 さらに、12日午後4時頃には氏名や住所などが載った感染者11人分の就業制限に関する書類をFAX機能が付いた複合機でコピーしようとして、誤って登録された事業者に送信しました。

 いずれも12日のうちに、該当する感染者に謝罪するとともに、送信先を訪れて書類を回収したということで、市は再発防止に努めるとしています。