ワクチン接種に必要な予約のための手続きでの混乱を避けるため、愛知県岡崎市が新たに予約をサポートするチームを立ち上げました。

 65歳以上の高齢者へスマートフォンからの予約の方法を説明するのは、岡崎市のサポート隊の職員。

 サポート隊はワクチン接種の予約が全国各地で混乱していることを受け、新たに立ち上げられ、13日から窓口が開設されました。

岡崎市総合政策部企画課の担当者:
「利用者登録のところと、実際にご自身で予約していただくところのやり方を覚えていただくことを狙いにしています。そもそも入口のところでつまづいているというお声が沢山寄せられたものですから」

 岡崎市のウェブ予約では、日付の予約をする前にアカウントの作成や接種券番号などの事前の登録が必要。メールアドレスやパスワードの設定なども必要なため、これらを職員らが会場でサポートします。

 ただ、窓口への殺到や混雑を避けるため、サポートはこの事前登録まで。接種日自体の予約は、受け付け日となっている月曜日と火曜日に別途自分でしなければなりませんが、それでも事前登録を終えて安心する人の姿もみられました。

窓口を訪れた女性:
「出来そうな気がします」

男性:
「全然分かりませんでした。自分の家でやってみたんですけど、なかなかたどり着かずに、この資料をちゃんとゆっくり読んでその通りにやれば、なんとかたどり着くかな」

女性:
「大変です、面倒くさいですね。なるべく早く打って安心したいな」

 岡崎市では、市内8カ所で5月28日までサポートを実施する予定です。

 また13日は、三重県津市で一般の高齢者への集団接種がスタート。3つの会場であわせて600人余りが接種を受けます。

接種した女性:
「なかなか予約が取れないと言われていたんですけど、必死になって取れたのでありがたいです」

 東海3県でも各地で高齢者への接種が本格化していて、岐阜県郡上市を除くすべての自治体で5月中にスタートする予定です。