三重県では13日、新たに45人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異株には新たに6人が感染していたことがわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、10歳未満から60代までの45人です。

 四日市市の小学校に通う男の子は、同居する家族が感染したため、検査を受けて陽性が判明しました。この男の子は症状がなかったこともあり、10日まで登校していたため、市は接触があった学校の児童など38人の検査をしています。

 桑名市内の中学校に通う女子生徒も、家族が感染して検査を受けて陽性が判明しましたが、症状がなかったため登校を続けていて、県が生徒など31人の検査を進めています。

 そのほか、クラスターになっている四日市市の障害者施設で、30代の男性職員の感染もわかっています。この施設の感染者は54人になりました。

 変異ウイルスには13日、これまでの陽性患者の中から10歳未満から40代までの6人に感染が新たにわかりました。

 三重県の13日時点の病床使用率は47.8%で、累計の感染者は4294人です。

 また、高齢者へのワクチン接種を7月末までに終える国の方針を受け、鈴木知事は13日の会見で県内3か所を想定して県が主導して集団接種を行い、接種のペースを上げていく考えを示しました。

 鈴木知事は「市町の要望をしっかり受け止めた上で、必要な医療従事者を確保していきたい」として、早ければ5月下旬から集団接種を実施したいとしています。