岐阜県下呂市の市長は、新型コロナの医療従事者向けワクチンのキャンセル分を接種していたことについて14日朝、「不平等感を感じられた方には申し訳ない」と話しました。

山内市長:
「もちろん不平等感をですね、感じられた方には大変申し訳ないなと。市長が感染すれば、政治的、行政的な空白も生まれると。市民の安全安心を守る私の立場とすると、ここで接種をさせていただこうと」

 下呂市の山内登市長(63)は14日朝、このように述べ、医療従事者向け接種でのキャンセルで余ったワクチンを4月30日に接種していたことについて、市民に理解を求めました。

下呂市民:
「大変な仕事やっとるで、色々意見があるけども、打っても何も文句ないんじゃないかな」

別の下呂市民:
「他にまだ打ちたい人いっぱいいるから、そちらの方を優先するべきじゃないかなと思うんですけど」

 山内市長は1回目のワクチンを無駄にしないため、5月21日に2回目接種を受ける予定です。