三重県では14日、新たに51人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、これまでの陽性患者5人に変異株の感染がわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、四日市市や名張市などに住む10代から80代までの51人です。

 熊野市に住む自営業の60代女性は、10日に発熱や咳などの症状が出たため、検査を受けて陽性が判明しました。この女性は店を経営していて、さらに8日と9日には県内で開かれた介護の仕事の研修にも参加していたため、県は店で接触があった客6人と研修の参加者約45人の検査をしています。

 津市の50代男性は県内の福祉施設の職員で、喉の痛みなどの症状が出て検査を受け、陽性がわかりました。県は男性が勤務していた福祉施設の利用者ら合わせて27人の検査を進めています。

 14日は入院していた80代女性が13日に亡くなったと発表され、県内の死者は96人になりました。

 変異ウイルスにはこれまでの陽性患者の中から、20代から60代までの男女5人の感染が新たにわかっています。

 三重県の14日時点の病床使用率は47.6%で、累計の感染者数は4345人です。

 また、新型コロナウイルスのワクチンを4月27日に接種した40代の女性が、5月2日に亡くなったことがわかりました。接種後の副反応の疑いがあるとして、厚生労働省が因果関係などを審議するということです。