15日、愛知県東郷町は新型コロナワクチンの取り扱いを誤り、15回分を廃棄したと発表しました。

井俣憲治町長:
「15人分のワクチンを廃棄せざるを得ない状況を招いたこと深くお詫び申し上げます」

 東郷町によりますと15日の高齢者340人を対象にした集団接種の準備で、新型コロナウイルスのワクチンを解凍したり希釈したりする際に、取り扱いミスがあり、3本・15回分を廃棄したということです。

 希釈する際に生理食塩液の量を間違えて1本を廃棄、新品のワクチンを使用済みと勘違いしてもう1本を廃棄、さらにワクチンを1本余分に解凍し、使えなくなりました。

 東郷町は今後、複数の職員で作業を確認するなど再発防止に努めるとしています。

 また、愛知県豊橋市は15日、市内の高齢者施設で行われたワクチン接種で、入所者の80代女性が誤って1日に2回接種したと明らかにしました。今のところ、健康被害は確認されていないということです。