三重県では17日、新たに29人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市やいなべ市などに住む10歳未満から80代までの29人です。

 いなべ市の50代女性は県内の医療機関に勤務する医療従事者で、9日に県外から来た親族とバーベキューをしていて、親族の感染がわかったため、検査を受けて陽性が判明しました。

 このバーベキューに参加した6人中5人の感染が判明しましたが、県は「これ以上の広がりがない」として現時点でクラスターにはしないとしています。

 県は、女性がバーベキューの後にも出勤していたため、職員や入院患者など合わせて約100人を検査するほか、女性の同居家族の男の子が通う小学校の児童など約60人の検査を進めています。

 四日市市の小学校に通う女の子は、放課後に利用した施設の職員が感染したため、接触者として検査を受けて陽性が判明しました。

 この女の子は、施設の職員に感染がわかるまで登校していたため、市は同じクラスの児童など約40人を想定して検査することにしています。

 17日は、これまでの陽性患者の中から10代と20代の男性2人に変異ウイルスの感染がわかりました。

 三重県の17日時点の病床使用率は47.6%で、累計の感染者は4474人です。