2019年の『あいちトリエンナーレ』で展示が一時中止となった「表現の不自由展・その後」。市民団体が、独自に展示を再現する計画を発表しました。

「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会の久野共同代表:
「民間の手で民間のお金で開きますので、どうぞ皆さんもよろしくお願いします」

 18日会見した市民団体の代表らは、「芸術は見る人がその良し悪しを判断するべき」などとして、「表現の不自由展・その後」の展示を再現した企画展を今年7月に開催すると発表しました。

 2019年の「表現の不自由展・その後」では、慰安婦問題を象徴した少女像や、昭和天皇の肖像が焼かれる映像などの展示内容を巡り、脅迫事件が起きたほか、名古屋市の河村市長が座り込みで中止を求めるなど混乱が生じました。

 企画展では、少女像や昭和天皇の展示を再現するということで、市民団体はクラウドファンディングなどで資金を集め、開催するとしています。