愛知県では18日、新たに539人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。また県内では初めて変異ウイルスで「インド型」の感染者が見つかりました。

 感染が判明したのは10歳未満から100歳代までの男女539人で、内訳は名古屋市が165人、一宮市が42人、豊田市と豊橋市がそれぞれ33人、岡崎市が27人、春日井市が25人などとなっています。

 一宮市の高齢者施設では、70代から90代までの入所者で27人に感染が確認されました。感染が判明した職員と入所者はこれで32人となり、県がクラスターと認定する見通しです。

 18日は一宮市や名古屋市などで高齢者5人が亡くなったことも発表され、県内の死者は686人となりました。

 また、5月上旬に感染が判明していた50代の男性に、県内で初めてとなるインド型の変異ウイルスへの感染が確認されたことも発表されました。男性には海外渡航歴があり、自宅で療養しているということです。

 大村知事は18日の会見で、インド型は感染力がイギリス型と同等かそれ以上とされているとして「大変要注意だ」と危機感を示しました。

 5月31日までとなっている緊急事態宣言については、5月23日の週の半ばに新規感染者数が今の半分ほどに減っていなければ解除は難しいとの認識を示しました。