愛知県は19日、新たに665人が新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。1日に確認された新規感染者としては過去2番目の人数です。

 感染が分かったのは10歳未満から90代までの男女665人です。1日の新規感染者数としては過去最多だった5月12日の678人に次ぐ2番目の多さです。

 内訳は名古屋市262人、豊橋市36人、春日井市35人、一宮市34人、豊田市26人、岡崎市と西尾市が25人、小牧市と安城市が14人、碧南市が13人、北名古屋市と東海市、あま市、新城市が10人、稲沢市と刈谷市が9人、瀬戸市と犬山市が8人、清須市、常滑市、蒲郡市が6人、尾張旭市と東郷町、半田市、大府市、豊川市がそれぞれ5人などとなっています。

 一宮市でクラスターに認定されている医療機関では新たに患者で、70代から90代の男女9人の感染が判明し、このクラスターは39人となりました。

 19日は入院していた一宮市内の高齢者2人など、5人の死亡がわかり、県内の死者は累計で691人になりました。

 愛知県は24日から県営名古屋空港ターミナルビルと豊明市の藤田医科大に大規模ワクチン接種会場を設けますが、キャンセルなどにより当日になって接種予定のワクチンが余ることが想定されています。

 これについて大村知事は19日夕方の記者会見で、「リザーブを用意しておいてどんどん打っていく」として予備の接種対象を決めておく方針を明らかにしました。具体的な予備の対象については医学部生や看護学校生などを例に挙げ、組織に属する人を念頭に調整するとしています。