三重県では20日、新たに36人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、2人に変異ウイルスの感染が判明しました。

 感染がわかったのは、四日市市やいなべ市などに住む10代から80代までの36人です。

 鈴鹿市や亀山市に住む20代の男性4人は、12日に鈴鹿市内の友人宅に集まって食事会をしていて、参加者の中に感染者が出たことから検査を受けて陽性が判明しました。

 この食事会に参加した5人全員に感染がわかり、県は75例目のクラスターとしましたが、これ以上感染が広がることはないということです。

 県外に住む20代男性は陸上自衛隊の春日井駐屯地に所属する自衛官で、16日に発熱などの症状が出て検査を受けて陽性が判明しました。

 この男性自衛官は、三重県にまん延防止等重点措置の適用が始まった5月9日から津市の久居駐屯地で訓練に参加していて、一緒に訓練をしていた自衛隊員ら38人の検査を進めています。

 いなべ市の中学校に通う女子生徒も陽性でしたが、家族の感染がわかるまでは登校していたため、県は学校で接触があった生徒ら47人の検査をしています。

 20日は入院していた80代男性が19日に亡くなったことも発表されました。

 変異ウイルスには、これまでの陽性患者の中から新たに20代と30代の男性2人に感染がわかりました。

 三重県の20日時点の病床使用率は40.3%、累計の感染者数は4601人です。