三重県は新型コロナウイルスのワクチン接種後に、女性3人にアナフィラキシーの症状が出たと発表しました。

 症状が出たのはワクチンを接種した20代と40代の女性3人です。3人とも基礎疾患はありませんでした。

 40代の女性は5月16日に2回目のワクチン接種を受けたのち、気分が悪くなり、咳や嘔吐、血圧の上昇や鎖骨のあたりが赤くなるなどの症状が出ましたが、医療機関の処置で2時間後には回復したということです。

 別の40代の女性は2回目のワクチン接種後に咳の症状が出て、錠剤を服用して症状が回復しました。

 20代の女性は4月30日に2回目のワクチン接種を受けて約10分後に気分が悪くなり、手足の先に冷えを感じて、血圧や脈拍が低下するなどの症状が出たため、アドレナリン注射をして症状は回復しました。

 この3件については、今後、厚生労働省がワクチン接種との因果関係を調べることにしています。