新型コロナワクチンの接種ができる『大きな接種会場』。愛知では24日から、藤田医科大と県営名古屋空港で、名古屋市内に住む65歳以上の高齢者を対象にした接種が始まっています。

 この2つの会場は、名古屋市民以外の高齢者の接種もすることになっていて、藤田医科大では6月5日から豊明市・大府市に住む高齢者への接種が始まり、その後、東郷町日進市・刈谷市の高齢者に順次拡大されます。

 県営名古屋空港は、6月2日から春日井市の高齢者への接種が始まり、その後、小牧市・豊山町の高齢者に順次拡大されます。

 今後、開設される会場は、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアム、7月から9月までの間で調整中です。対象は全名古屋市民だということです。これまでパロマ瑞穂スタジアムでは10万人規模を想定していましたが、名古屋市立大学が派遣する医師や看護師を増やすことで、21万人規模に拡大されるということです。

 名古屋市熱田区の国際会議場は、7月から10月までの間で、施設の利用予約が入っていない100日ほどを会場として活用する見通しです。1日あたり1000人程度、のべ10万人ほどに接種できるとしていますが、対象者は全名古屋市民だということです。

 現在検討中として、名古屋市東区のバンテリンドームナゴヤがあがっています。大村知事は24日の会見で、使用の提案があったと述べましたが、医師や看護師の確保、プロ野球のシーズン中にどのようにすれば使えるのかなどの課題があり、あくまで「選択肢の一つ」にとどめています。