岐阜県高山市の10の小中学校の給食で25日、乳製品のアレルギーのある子ども27人に、誤って乳成分を含んだ給食が提供され、3人が病院に搬送されました。

 岐阜県の高山市教育委員会によりますと、25日、市内10の小・中学校の給食で、乳製品のアレルギーのある児童・生徒あわせて27人に、乳成分を含んだ「コーンスープ」を誤って提供したということです。

 このうち13人にアレルギーの症状が出て、うち3人が全身が赤くなったり呼吸が苦しくなるなどの症状を訴え病院に運ばれました。いずれも快方に向かっていますが、現在も1人が入院しています。

 コーンスープには、牛乳やチーズ、クリームコーンなど4品目の乳成分が含まれていて、本来すべて入っていない状態で取り分けますが、給食センターの職員が誤ってクリームコーンを入れた後に取り分けていました。

 高山市教育委員会は、再発防止のためアレルギー対応食の調理過程、チェック体制を見直すとしています。