三重県では27日、新たに27人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から70代までの27人です。四日市市の保育施設に通う男の子は、21日までの5日間、市内に住む祖父母の家にいて、その後祖父母の感染が確認されたことから、検査を受けて陽性が判明しました。

 園児は無症状で祖父母の感染がわかるまでは保育施設へ通っていたことから、市は施設の園児や職員合わせて52人の検査をしています。

 四日市市の小学校に通う女の子は、同居する家族が感染したため、検査をして陽性がわかりました。家族の感染がわかるまで女の子は登校していたことから、市は学校の児童など27人の検査を進めています。

 クラスターになっている度会町の特別養護老人ホーム・「わたらい緑清苑」の70代の男性入所者と20代の女性職員の感染も新たにわかりました。2人はこれまで複数回の検査で陰性が確認されていましたが、県が、25日に施設内の一斉検査を行ったところ、陽性が判明しました。この施設での感染者は34人になりました。

 三重県の27日時点の病床使用率は35.0%で、累計の感染者は4786人です。