男性の兄名義で現金も送る…覚醒剤使用疑われるも無罪の男性取り調べた警察官 飲み物提供方法巡り懲戒処分
今年3月、覚せい剤使用の罪に問われた被告の男性の裁判で、名古屋地裁が「警察官が覚せい剤を混入させた疑いを排除できない」として無罪判決を言い渡した事案を巡り、当時取り調べにあたった中川署の地域課の男性巡査部長(37)が戒告の懲戒処分となりました。
この事件の取り調べでは、未開封のペットボトルで飲み物を与えなくてはいけないにも関わらず、巡査部長はお茶や水をコップに入れて提供していたということです。
また、巡査部長は取り調べに当たった男性に、男性の兄の名前を使って現金1万円が入った書留郵便を送るなどしていました。
一方で、愛知県警の依田龍次郎首席監察官は「警察官が覚せい剤を混入させた事実は認められなかった」としています。