名古屋市は、5月30日に新型コロナワクチンの接種を受けた80代の女性に副反応が疑われる症状が出て救急搬送したと発表しました。女性はその後回復し、31日に退院しています。

 名古屋市によりますと、30日午前、市内の集団接種会場で新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた80代の女性が、副反応が疑われる症状が出たため救急搬送されました。

 女性は当時、会場内の待機スペースで経過観察をしていて、接種から30分近く経ったところで嘔吐や血圧低下の症状が出たうえ、意識の混濁も見られたということです。

 女性は救急搬送後に容体が回復し、31日に退院しました。

 名古屋市で新型コロナワクチンの接種を受けた高齢者が救急搬送されるのは、5月16日の70代の男性に次いで2例目です。