三重県では2日、新たに23人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異株には新たに患者116人が感染していたことが判明しました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から80代までの23人です。

 四日市市に住む会社員の20代男性は、発熱などの症状が出たため検査を受けて陽性が判明しました。この男性は症状が出る前日に、市内の体育館で県外などから来た知人と一緒にスポーツの試合などをしていたため、市は一緒にスポーツをした22人などを検査しています。

 津市の40代男性はクラスターになっている「パナソニックライフソリューションズ社津工場」の従業員で、同じフロアで働く同僚が感染したため、検査を受けて陽性が判明しました。この会社での感染者は7人になり、県は残りの従業員ら64人の検査を進めています。

 2日はこれまでの陽性患者の中から新たに116人に変異ウイルスにの感染が判明しました。5月24日から30日までの1週間で変異株の検査をしたうち、約98%の患者が陽性だったということで、県は感染のほどんどが変異株に置き換わりつつあるとしています。

 三重県の2日時点の病床使用率は32.3%で、累計の感染者数は4941人です。