三重県では3日、新たに26人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から60代までの26人です。

 伊賀市の中学校に通う女子生徒は、同居する家族が感染したため、検査を受けて陽性が判明しました。この女子生徒に症状はありませんが、家族の感染がわかるまでは学校や習い事に行っていたため、県は同じ学年の生徒など71人と習い事が一緒だった生徒など12人の検査を進めています。

 桑名市の60代男性は、県内の福祉施設の利用者で、咳や鼻づまりなどの症状が出たため、検査をして感染がわかりました。県はこの施設の利用者や職員合わせて20人を、濃厚接触者として検査しています。さらに、同じ施設を利用していた桑名市の60代男性の感染もわかり、男性は重症だということです。

 鈴鹿市の40代女性は発熱したため、検査を受けて陽性がわかりました。この女性は症状が出る2日前に県内の親族宅で10人ほどで集まり、約2時間にわたって食事をするなどしていたため、県は女性の親族13人を濃厚接触者として検査しています。

 松阪市の20代男性は、クラスターになっている「パナソニックライフソリューションズ津工場」の従業員で、従業員の検査を進める中で感染がわかりました。この会社での感染者は8人になり、県は検査の対象をこれまでに感染者が出ていない階の従業員にも広げ、残りの従業員70人の検査を進めています。

 三重県の3日時点での病床使用率32.6%で、累計の感染者数は4967人になりました。