三重県では8日、新たに16人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や桑名市などに住む10代から80代までの16人です。

 桑名市の80代女性は、同居する家族が感染したため、濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明しました。県によりますと、この女性に症状はなく、家族の感染がわかった後も健康上の理由から県内の福祉施設を2日間利用していたということで、県は、施設の利用者や入所者など合わせて38人の検査を進めています。

 また、津市の20代の男性2人は同じ県内の製造業の工場に勤務していて、これまでに感染がわかっている同僚と一緒に食事をしたことがあったということです。この工場での感染者は3人になり、県は職場の同僚6人の検査を進めています。

 三重県の8日時点での病床使用率は29.9%で累計の感染者数は5053人です。

 鈴木知事は8日の会見で企業でのワクチン接種に向けて、庁内にプロジェクトチームを新たに設けることを発表し、9日の午後2時からオンラインでの説明会を開いて、県内の企業からの相談を受け付けることにしています。