三重県では9日、新たに10人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や亀山市などに住む10歳未満から70代までの男女10人です。

 津市の20代女性は、県内の製造業の工場に勤務していて、同じ社員寮の同僚が感染したため、検査を受けて陽性が判明しました。この工場での感染者は4人になり、県は残りの従業員4人の検査を進めています。

 一方、変異ウイルスにこれまでの陽性患者の中から新たに男女68人が感染していたことがわかりました。いずれも、いわゆるイギリス型のアルファ株でした。

 変異株の検査について県は、感染者のほとんどがアルファ株に置き換わっているため、来週から感染力が強いとされるいわゆるインド型のデルタ株に対応した検査に変更するということです。

 三重県の9日時点の病床使用率は28.5%で、累計の感染者数は5063人です。