三重県では10日、新たに18人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から80代までの男女18人です。

 四日市内の保育園に通う男の子は、近くに住む祖母の感染がわかったため、検査を受けて陽性が判明しました。祖母が感染したと連絡を受けるまでは、男の子は登園していたことから、市は園児や職員合わせて29人の検査を進めています。

 四日市市の中学校に勤務する50代の女性教師は、生徒の感染がわかったため検査を受けて、一度陰性が確認されましたが、その後、別の生徒の感染が確認され、再検査したところ、陽性が判明しました。

 市によりますと、これまでに感染がわかった生徒3人は、この女性教師の授業を一緒に受けていましたが、それぞれマスクをしていて、接触の機会も多くなかったということです。生徒が感染したため学校は臨時休校になっていましたが、女性教師は感染がわかる前の休日も出勤していたため、市は接触があった同僚の職員6人を検査しています。

 10日は入院していた70代男性が9日に亡くなったことも発表されました。男性は変異株への感染が確認されていましたが、型については、解析結果が出ていないということです。

 三重県の病床使用率は10日時点で27.8%、累計の感染者数は5081人です。