愛知県では14日、新たに46人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは、10歳未満から80代までの46人で、1日に発表される新規感染者数が50人を下回ったのは、4月5日以来70日ぶりです。

 岡崎市は、13日までに20代から60代の従業員の10人に感染が判明した事業所と、14日までに20代から50代の従業員の11人に感染が判明した事業所をそれぞれクラスターと認定しました。

 また県によりますと、新たに12人にインド型変異ウイルス・デルタへの感染が判明し、累計で感染者は22人となりました。

 14日は、名古屋市の80代男性など入院していた高齢者5人が亡くなったことも発表されました。愛知県の死者数は累計で895人となりました。

 大村知事は会見で、新規感染者数について「明らかに減少傾向が顕著で大変喜ばしい」と述べ、緊急事態宣言については期限通り20日で解除する意向を改めて示しました。

 緊急事態宣言解除後はまん延防止等重点措置に移行する見通しですが、大村知事は13日までの7日間平均の数値で重症者数が81人、入院者数は825人と、感染状況の指標で最悪の「ステージ4」が続いていることに触れ、対象区域については「5,6月の感染状況を見てよく検討したい」としています。