名古屋市で新型コロナの感染者に関する氏名や症状などの個人情報を、別の感染者に送るミスがありました。

 名古屋市の発表によりますと、天白区の保健センターが新型コロナの感染者に対して、一定期間仕事を制限する通知を出した際、誤って別の感染者の通知を送付したということです。

 6月14日、感染者から「同じあて名の封筒が2通届き、そのうち1通に別の感染者の通知書が入っている」と連絡があり、発覚しました。

 通知書には感染者の氏名や症状、就業制限の内容などが書かれていて、保健センターは誤って送った文書を回収した上で謝罪したということです。

 保健センターでは通知書を送る際は複数の職員で確認することになっていて、今回も2人の職員が業務をしていましたが、気づかずに発送してしまったということです。

 保健センターは「職員に対して新型コロナに関わる個人情報を扱う重要性を再度周知する」としています。