三重県では16日、新たに6人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。新たに患者3人が変異ウイルスに感染していたと発表されました。

 感染がわかったのは、桑名市や四日市市に住む20代から70代の男女6人です。

 津市の70代女性は、14日に発熱などの症状が出たため、その日に検査を受けて15日に陽性が判明しました。この女性は県内の介護施設を12日まで利用していたことから、県は、施設の利用者や職員合わせて40人の検査を進めています。

 桑名市の40代女性は、四日市市の複数の小中学校で授業のサポートをしている臨時職員で、7日から全身に倦怠感が出て、14日に検査を受けて陽性が判明しました。女性は10日まで複数の学校へ出勤していたことなどから、県は接触があった学校の生徒など5人を検査しています。

 また、県は5月下旬から6月上旬に公表された陽性患者のうち、デルタ株の変異株検査をした結果、10歳未満から40代までの男女3人が感染していたと発表しました。このうち2人はゲノム解析の結果、インド型であることが判明し、県内のインド型の感染者は3人になりました。

 三重県の病床使用率は16日時点で18.9%で、3月25日以来、83日ぶりに20%台を下回りました。累計の感染者数は5140人になっています。