賃貸住宅大手の大東建託が調べた住み心地の良い街のランキングが発表されました。去年6位から2位にジャンプアップしたのが岐阜県瑞穂市です。

 岐阜市の西隣に位置する瑞穂市は人口およそ5万5000人、自慢は市のマスコットにもなっている「富有柿」です。ランキングの大幅アップで、どんな街自慢が飛び出すのか聞いてみると…。

50代女性:
「2位ですか、えー意外。何にもないですよ」

70代女性:
「どうして2位になったのかしら。瑞穂市はもっと下の方じゃないの」

 意外と感じたのは、この方も…。

森瑞穂市長:
「職員の方からその情報を伺いましたが、その時に本当にびっくりしました、驚きました。2位に上がったことが本当に不思議で」

 しかし、人口の推移を見てみると、ここ10年で右肩上がりに。瑞穂市は活気のある町として、いま注目されているんです。

 活気の理由は何なのか、実際に市内を回ってみると…気づくのが公園の多さ。

 現在市内にある公園の数は25カ所。取材した15日も、多くの親子連れや小学生が遊びに来ていました。

30代女性:
「住みやすいと思いますよ。ちょうどいいところに買い物するところもちゃんとあるし。公園とかもありますし」

別の30代女性:
「地域の目がすごく温かくて。田舎のいいところはまだ残ってるけれど、名古屋にも近くて」

 みなさん口をそろえるのが、子育てのしやすさ。

 瑞穂市は、JR穂積駅から名古屋まで26分と利便性が高く、名古屋市や岐阜市のベッドタウンとして若い夫婦に人気のエリア。住民のうち、15歳未満が占める割合は県内1位です。

 さらに、市内に大学があるのもポイント。若い人が多いことから、オシャレなカフェや、ボリューム満点のランチなどを楽しめるスポットが増えているのも、住み心地の良さに繋がっていそうです。

 そして来年4月には…。

森瑞穂市長:
「“かきりん”をイメージした遊具を設置して、子供たちをターゲットにした、そんな公園」

 大型遊具や芝生広場、ゲートボール場を併設した市民が集える大きな公園の完成が控えています。

森瑞穂市長:
「『子育てするなら瑞穂市だ』という、そんなイメージの街を作り上げていきたいと思っています」