三重県津市の現役職員が、逮捕された元自治会長と市とのゆがんだ関係について公の場で証言しました。

 29日、津市議会で開かれた「百条委員会」。参考人として出席したのは現役の津市の職員・松見守さん(50)です。

津市地域振興課の松見さん:
「(市は)組織ぐるみで隠蔽。こういう職員がいっぱいいるんです。辞めている職員、異動させられた職員」

 役所内部で目にしてきた市と元自治会長のゆがんだ関係の実態を証言しました。

 津市相生町の元自治会長・田辺哲司被告(61)は、自治会のゴミ箱や掲示板の設置などを巡り、市から補助金合わせて240万円をだまし取った罪で起訴され、現在も裁判が続いています。

 そして、田辺被告と市職員との不適切な関係が徐々に明るみになってきています。

 松見さんは、田辺被告と地域の催しで知り合って以降、たびたび補助金が絡む掲示板やごみ箱の設置作業をさせられたといいます。

松見さん:
「事業課の方へ元会長から電話があって、それで行ったときに『掲示板をちょっときれいにしてくれんか』と」

 その後、田辺被告と付き合うのをやめたところ、別の部署に異動させられ仕事を外されました。

松見さん:
「正直相談する相手はいませんでした。半年ぐらい、また部長に『もう戻してくれやんかな』という感じで言いましたけど、『もうちょっとおってくれ』と」

 津市は現在、職員への聞き取り調査を進めていて、問題に関与した職員の処分をする方針です。