三重県では30日、新たに4人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。5日続けて5人以下となっています。

 感染がわかったのは、津市や志摩市などに住む10代から50代までの男女4人です。

 津市の50代男性は県内の会社役員で、26日に発熱などの症状が出たため、28日に検査を受けて陽性が判明しました。

 男性は、16日から2日間県外へ出張していて、その後、症状が出る前日までは出勤していたことから、県は会社の従業員ら約20人の検査をすることにしています。

 伊勢市の20代女性は県内の大学に通う学生で、23日に発熱などの症状が出て、28日に検査を受けて陽性がわかりました。

 女子学生は症状が出る前日までは大学に行っていましたが、県によりますと、大学ではマスクをしていて、授業中に隣の学生と間隔を空けるなどの感染対策をしていたため、学校内での接触者はいないということです。

 30日は、入院していた80代男性が亡くなったことも発表されました。

 1日の新規感染者数は26日以降、5日続けて5人以下が続いていて、県は30日で「リバウンド阻止重点期間」を終了し、四日市市の飲食店への時短要請も解除されます。

 三重県の30日時点の病床使用率は14.9%で、累計の感染者数は5236人です。