愛知県豊橋市は3日、新型コロナワクチンの集団接種で、1日に2度接種するミスがあったと発表しました。

 市によりますと、65歳以上の集団接種が行われている保健所・保健センターで、3日午後1時15分ごろに1度目の接種を終えた人が予診票を紛失したと申し出たため、再発行されました。

 再発行を受けておよそ30分後の午後1時45分ごろ、この日2度目の接種をしましたが、その後、副反応が起こらないか待機している際に、スタッフがミスに気付いたということです。

 接種の際にはいわゆるクーポン券(接種券)に貼ってあるシールをはがすため、その有無で接種の回数を確認できますが、担当者がその確認をせず、本人の申し出により予診票の再発行に応じていました。

 本人は既にこれまでに1度目の接種も終えていて、これで3度接種したことになりますが、今のところ副反応などはないということです。

 市は、ファイザー社の臨床試験で過剰摂取による副反応の増加は報告されていないとしていますが、今後も体調管理と経過観察を続けていくとしています。

 再発防止について、市は今後、予診票の再発行は受付時にクーポン券で接種の有無の確認を徹底することにしています。