愛知県西尾市の医療機関が行った新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、114人に決められた量より少ないワクチンが接種されていました。

 愛知県西尾市は、6月14日から7月3日にかけて市内の医療機関が行った個別接種で、定められた接種量より少ない量のワクチンを高齢者に接種していたと発表しました。

 使用したワクチンは、1回あたりの量が0.3ミリリットルですが、医師が注射器の目盛りを誤って、0.23ミリリットルに合わせていたということです。

 少ない量の接種を受けた高齢者は114人にのぼるということです。

 ワクチンを製造するファイザー社によると、規定の半分以上の量が接種されていれば効果が得られるということで、西尾市はミスがあった高齢者に再び接種をする予定はないとしています。