「だまされたふり」で男2人の検挙に協力…特殊詐欺事件で初の報奨金適用 高齢夫婦に1万円 愛知県警
愛知県小牧市の80代と70代の夫婦が、特殊詐欺事件で警察と協力し、だまされたふりをして容疑者が検挙されました。夫婦には今月から愛知県警が始めた「報奨金制度」が適用され、1万円が贈られました。
報奨金を贈られたのは、愛知県小牧市に住む80代の夫と70代の妻で、7月2日、息子を装う男から現金を要求するウソの電話を受けましたが、「だまされたふり」をして現金を受け取りに来た男2人の検挙に貢献しました。
愛知県警は、7月1日から特殊詐欺で容疑者の検挙に協力した人に報奨金1万円を贈る制度をスタートしていて、報奨金の適用は今回が初めてです。
愛知県警小牧署の平川署長:
「県民の方々にも特殊詐欺の被害状況を知っていただく上で、今回の検挙は非常に役に立つのかなと思っております」
夫婦は現金をおろすために銀行を訪れていましたが、不審に思った職員が警察に通報していて、銀行の職員にも感謝状が贈られました。