去年の夏と同じくコロナ禍の下で迎える夏休みをどう過ごすのか、街の皆さんを取材しました。

20代の女子学生:
「今後の状況とかが分からないと、簡単に遠出の予定とかを組みたくないなと思ってしまう」

20代の男性:
「旅行に行く感じもないですね。人が集まるところは避けてる」

80代の主婦:
「テレビでオリンピックを観戦するくらいですかね」

 愛知県に独自の厳重警戒宣言が出されるなど、新型コロナの勢いが収まらない中、旅行の自粛を決めた人が多く見られました。お盆の帰省については…?

70代の主婦:
「今のところまだ予定は未定なんですけど。みんな地方に家族が離れているんですけど、会うことが叶うかちょっと不安です」

20代の女性:
「名古屋から(帰省)なので人も多いですし、おばあちゃんも高齢なので、うつしてしまったらというのはありますね」

 この時期の遠出に、抵抗を感じる人が多いようです。

 旅行代理店を訪ねてみると…。

旅行代理店の担当者:
「複数のお客さまから、『コロナウイルスのワクチン接種が完了したので、旅行に行きたいから予約をとってほしいです』とか、『接種する日が決まったので、この日以降に旅行の計画を立てたい』といったお電話を多数いただくようになりました」

 新幹線や飛行機に乗らずに車で行ける、伊勢志摩や知多半島など近場にある観光スポットへの予約や問い合わせがあるようです。しかし国内旅行全体でみると…。

旅行代理店の担当者:
「2019年度で5万人近く、現在ですと5千人ほどの予約状況しかない」

 現在入っている予約は例年の1割ほど。新型コロナで苦境に立たされた去年と同じくらいの数字だということです。

旅行代理店の担当者:
「国内旅行であれば、沖縄、北海道、首都圏のテーマパークが非常に人気の場所になりますが、予約は伸び悩んでいる状況です」
 今年も「辛抱の夏」となりそうです。