三重県では14日、新たに33人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。30人を超えたのは、5月29日の37人の46日ぶりです。

 感染が確認されたのは、津市や鈴鹿市などに住む10歳未満から60代までの33人です。

 津市の30代から40代の男女4人は、これまでに感染がわかっている女性と市内で同じ習い事をしていたため、濃厚接触者として検査を受け、陽性が判明しました。

 このうち会社役員の40代の男性は感染がわかる2日前に、友人同士で食事をしていたことから、県は一緒に食事をしたおよそ10人の検査をしています。

 この習い事での感染者はこれで5人になりましたが、県は「習い事をした日付や場所がそれぞれ異なる可能性があり調査中のため、現時点ではクラスターにはしない」としています。

 変異株では7月上旬から中旬にかけて陽性と確認された患者の中から、新たに男女5人がインド型変異株=デルタに感染していた疑いがあることがわかりました。

 県は5人の検体を国へ送り、詳しく調べることにしています。

 この2日間で、感染者が合わせて43人と急増したことなどを受け、県は独自の指標に基づき、新たな対策や措置を講じるか、検討に入っています。

 三重県の14日時点の病床使用率は13.1%で、累計の感染者は5370人です。