三重県では19日、新たに7人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者が10人を下回るのは、7月12日以来7日ぶりです。

 感染がわかったのは、津市や鈴鹿市などに住む20代から50代までの男女7人です。

 伊賀市の20代男性は、7月16日に喉に違和感を覚えたため、17日、検査を受けて陽性が判明しました。男性は17日まで県内の会社に出勤していたことから、県は職場の同僚ら8人と別居親族を含めた家族など9人の検査を進めています。

 三重県の19日時点での病床使用率は17.7%で、累計の感染者は5451人です。

 7月16日と17日の感染者数が、県が定める感染拡大の予兆の基準「17人以上が2日連続」を上回ったことを受けて、鈴木知事は臨時会見を開き、東京オリンピックについて家族以外での大人数・長時間での観戦は慎重に検討するなど改めての感染対策を県民に求めました。

 また、この1週間での感染の傾向が30代以下の若い世代と外国籍とみられる人が半数を超えていると分析したうえで、病床がひっ迫した状況にないことなどを理由に「直ちに強い措置を講じる状況ではない」としています。